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明日の為のビジネス情報


第25回景気判断

政府が2009年6月の月例報告会で景気の底打ちを宣言した。底打ちとは景気の悪化が続きこれ以上悪くならないだろうという底にぶつかって、上向きかけた状態だそうだ。
ちなみに、
底ばい:底入れしてから上向いたり下向いたりする状態
底割れ:上向かないまま再び悪化した状態
(サブプライムから更に景気が悪化した2008年9月のリーマンショックの辺りが底割れ状態か)
今回の底打ちはこれ以上景気が悪くならないとした見通しからだが、株価も最悪時の日経平均7千円から回復して1万円辺りまで回復したことからもうかがえる。為替も80円後半まで円高になっていたのが95円(一時100円)程度までもどしている。しかし、今回景気はこれ以上悪くならない水準まで景気が落ち込んだことから、底割れは考えにくい状態と思われる。
不況脱出を左右する基幹産業の動向としてトヨタ自動車の生産状況を見てみよう。
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トヨタ自動車は2009年6月27日
ハイブリッド車の新型プリウスなどを生産する国内3工場で、7月から休日出勤を再開すると明らかにした。国内工場の休日出勤は、減産が本格化した昨年末以来。
 再開するのはプリウスを生産する堤工場(愛知県豊田市)とトヨタ車体の富士松工場(同県刈谷市)、高級ミニバンのアルファードなどを手がけるトヨタ車体いなべ工場(三重県いなべ市)。堤と富士松は7月11日、いなべは4日と11日を稼働日とし、8月以降も休日出勤を検討する。
 5月発売の新型プリウスは低価格化やエコカー減税を追い風に、受注が約20万台に到達。納車まで8カ月待ちの人気になった。3工場は既に残業を再開したが、休日出勤にも乗り出し増産を急ぐ。
2009年6月27日 毎日新聞
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好調のプリウスがカローラ等の主力車の需要を食いつぶしているも事実、売れる車の車種を広げるのも課題である。
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編集後記
トヨタの中国での販売シェアは6%インド、ブラジルで3%、活力ある新興国での売り上げ増しも課題である。
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今日の外来語言い換え辞典 (国立国語研究所外来語言い換え提案引用)
インターンシップ<就業体験> 全体 ★☆☆☆ 60歳以上 ★☆☆☆
意味
学生が企業などで仕事を体験しながら研修すること
<体験就業・就業実習・専門実習>
使用例
採用とのかかわりをあまり心配するのではなく,インターンシップ〔就業体験〕を人材育成と結びつけていくという積極的な視点を大切にしたい。

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