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明日の為の経済ビジネス情報


第100回 日本復活の道(課題)
2010年12月20日(月)

日本の経済の課題は数え切れないくらいある。
その中で四つ挙げれば
1.高齢少子化の人口構成
 労働人口減少により、今の特殊出生率では、労働人口が減少し、税収が減少する。年金制度も破綻寸前となっている。少子化は将来の税収、年金収入等の収入減になり、経済にとって最大の長期的デフレ要因である。これを解消しなければ日本の将来はない。
2.900兆円を超える国債発行残高
2010年度予算で国債44兆円発行が予想されている。税収も44兆円程度の予想であるとすると半分は借金で賄っていることになる。国債発行残高は900兆円を超えその分の市場の資金を凍結していることになる。これは、大きなデフレ要因である。
3.年金財政の破綻
過去の年金運用の誤り、及び人口構成予想の誤りなどで、年金の運用が困難になってきており、消費税での徴収などの改革が必要となっている。現状税収からの補填で財政を圧迫している。
4.消費税、法人税を含む税制改革
海外よりも極端に低い消費税増税、及び海外の法人税水準よりも高い日本の法人税減税は国際競争力を高める為にも早期実現が必要だ。2011年度予算では、法人税5%減税が実施される見込みであるが、法人税35%でも海外よりも高い水準である。消費税への置き換えが妥当と考えられる。
国民にとって法人税減税による、企業の雇用意欲の強化は国民にとって経済的プラス要因となる。目先の消費税増税を嫌うのは国民の理解不足である。

これら困難な課題を解消していかなければ日本の明日はない。
☆♪――――――♪
編集後記
 来年の干支はウサギ、長く低迷している経済もぴょんぴょんと跳ね上がるように回復してほしいものです。
さて、この、明日の為の経済ビジネス情報も2009年1月12日に第1回をお送りしてから今回で100回を迎えました。経済的に難しい時代にあり長い不況の継続の1年でありました。その中で、日本復活によりより良い生活を目指す為のキーワードを探してまいり、その考えに基づいて記事をお送りしてきました。内容至らないところもありますが今後ともよろしくお願いいたします。
なお、来週はお休み頂き、新年は2011年1月10日(月)から配信させていただく予定です。
本年はご愛読ありがとうございました。来年は内容を一層充実してお届けいたしますので、どうかよろしくお願い申し上げます。

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今日の外来語言い換え辞典 (国立国語研究所外来語言い換え提案引用)
タスク<作業課題> 全体 ★☆☆☆ 60歳以上 ★☆☆☆
意味
 処理しなければならない作業課題
使用例
 金銭的な手当だけでなく,社員の達成感を引き出す点を重視している。難しいと思われるタスク【作業課題】をあえて与え,挑戦してもらう。
その他の言換え語例
<課題・作業・処理>

要望問い合わせ他

作成2010.12.20
更新2010.12.20
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